浴室のカビ   

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Q: 築25年目の木造住宅の浴室のカビについて質問します。
半分から上が白い壁で、1年ほど前にカビがひどいので、業者に頼んで上から カビを取る薬を塗ってもらったが、2,3ケ月後には前よりもひどい状態になった。
カビをなくするのはどうしたらいいのか?
アルミ合金の洗面器を置くとカビが生えないと聞いたが本当か?
小さい窓があるが防犯を考えてあまり開けていない。換気扇もあまり使わない。 翌朝残り湯で洗濯した後、浴室洗濯乾燥機を使っている。



A:カビは温度が20℃〜70℃、湿度が70%以上あれば繁殖しますので、浴室の状態はまさにカビの繁殖する環境です。また、一旦繁殖したカビはカビ取り剤や漂白剤で除去しても、壁の中に入り込んでいる胞子までを取り去ることは非常に困難です。
防カビを施した建材を使った場合ても、何も無いものよりもカビが生えにくいだけで、カビに対しての有効手段は乾燥と低温です。
カビの繁殖条件を備えた浴室内(温度が20℃〜70℃、湿度が70%以上)をいかに早く乾燥させるかが、カビを生えなくする有効的な手段です。

  • できるだけ浴室の温度:20℃〜70℃、湿度:70%以上の時間帯を短くする
  • その為には、入浴時間帯で使わない時は浴槽のふた、浴室の扉は閉じておくこと
  • 最後に浴室を使った後は、手早く掃除し、室温を下げる効果もある水をかける。その後、雑巾やスポンジで壁、床の水滴をふき取り、換気扇を最低でも2,3時間は作動させておく。
  • 窓を開ける、換気扇を使うなどして浴室の換気を行うときは、湿った空気が早く流れ出るように出入口扉の下にある換気口は必ず開けておいてください。下から入った冷たい空気が浴室内の暖かく湿った空気を押し出すように出て行きます。
   
           
 
Update:2006/7/4
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